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市営住宅で生活していると、
「蛇口から水漏れしている」
「網戸が破れた」
「給湯器が故障した」
など、さまざまな設備トラブルが発生することがあります。
そんな時に気になるのが、
「これは自分で修理するの?」
「市が修理してくれるの?」
という点ではないでしょうか。
結論から言うと、市営住宅には修繕区分があり、設備や故障内容によって入居者負担になる場合と市が修繕する場合があります。
ただし、修繕区分は自治体によって異なる場合があります。
本記事では一般的な市営住宅の考え方をもとに、修繕区分の目安をわかりやすく解説します。
市営住宅の修繕区分とは?
市営住宅では、住宅を適切に維持管理するために修繕区分が定められています。
入居者修繕とは?
入居者の日常使用によって消耗・劣化する設備の修理です。
例えば、
- パッキン交換
- 網戸張替え
- 障子張替え
- 電球交換
- スイッチやコンセントの不具合
- ドアノブ交換
など、おもに入居者が直接触ったりする箇所は消耗品扱いになる場合があります。
市修繕とは?
建物本体や共用設備など、入居者が修理できない部分の修繕です。
例えば、
- 給水管
- 排水管
- 外壁
- 屋根
- 共用灯
などが該当する場合があります。
判断が難しいケースもある
蛇口本体や給湯器などは自治体によって取扱いが異なる場合があります。
迷った場合は、修理業者へ依頼する前に市の担当窓口へ確認しましょう。
修繕区分早見表
| 設備名 | 一般的な負担区分 | 詳しい解説 |
|---|---|---|
| 蛇口パッキン | 入居者 | → 蛇口の修繕区分を詳しく見る |
| 蛇口本体 | 自治体による | → 蛇口の修繕区分を詳しく見る |
| 給水管 | 市 | 建物設備 |
| 排水管 | 市 | →排水・つまりの修繕区分を詳しく見る |
| トイレタンク内部部品 | 入居者 | → トイレの修繕区分を詳しく見る |
| 便器 | 市 | 破損原因による |
| 浴槽 | 市 | 経年劣化の場合 |
| 給湯器 | 自治体による | 住宅設備による |
| 換気扇 | 自治体による | メンテナンスが必要 |
| インターホン | 市 | 設備扱いが一般的 |
| 網戸 | 入居者 | 消耗品扱いが一般的 |
| 畳 | 入居者 | 退去時負担の場合あり |
| ふすま | 入居者 | 消耗品扱い |
| 障子 | 入居者 | 消耗品扱い |
| ガラス | 原因による | 破損原因で判断 |
| 鍵 | 入居者 | 紛失時は自己負担が一般的 |
| ドアノブ | 入居者 | 消耗品扱いが一般的 |
| ドアクローザー | 自治体による | 設備区分による |
| 照明器具 | 入居者 | 電球含む |
| コンセント | 入居者 | 消耗品扱いが一般的 |
| スイッチ | 入居者 | 消耗品扱いが一般的 |
| 手すり | 市 | 破損原因による |
| エアコン | 入居者 | 設置状況による |
| カーテンレール | 自治体による | 破損原因による |
※一般的な目安です。自治体によって異なる場合があります。
水回りの修繕区分
蛇口の水漏れ
蛇口先端からのポタポタ漏れやハンドル付近からの漏水は、コマパッキンやグランドパッキンの劣化が原因となるケースが多くあります。
一般的な市営住宅では入居者修繕となる場合があります。
トイレの水漏れ
タンク内部のボールタップやフロートバルブなどの劣化による漏水は入居者修繕となる場合があります。
一方で給水管や排水管の故障は市修繕となる場合があります。
排水の詰まり
髪の毛や油汚れなど日常使用による詰まりは入居者対応が一般的です。
排水管本体の不具合が疑われる場合は市の担当窓口へ相談しましょう。
浴室設備の故障
シャワーホースやパッキン類は入居者負担となる場合があります。
給水設備や建物設備に関わる故障は市修繕となる場合があります。
建具の修繕区分
網戸
破れや劣化による張替えは入居者負担が一般的です。
ドアノブ
摩耗や故障による交換は入居者修繕となる場合があります。
無理な荷重をかけたりすると破損することも。
鍵
紛失や破損による交換は自己負担となることが一般的です。
ふすま
日常使用による張替えは入居者負担が一般的です。
障子
破れや汚れによる張替えは入居者負担となる場合があります。
ガラス
自然破損か過失による破損かで判断が分かれる場合があります。
電気設備の修繕区分
照明器具
電球交換は入居者負担が一般的です。
スイッチ
自治体によって異なる場合があります。
直接入居者が触る場所でもあり入居者負担が一般的です。
コンセント
自治体によって異なる場合があります。
直接入居者が触る場所でもあり入居者負担が一般的です。
換気扇
換気扇本体の故障は自治体によって取扱いが異なります。
メンテナンスを必要とする機器であり、
メンテナンス不足の場合入居者区分になる場合があります。
インターホン
建物設備として市修繕になる場合があります。
市の担当窓口へ相談しましょう。
住宅設備の修繕区分
給湯器
設置主体によって修繕区分が異なります。
浴槽
経年劣化による不具合は市修繕となる場合があります。
まずは、市の担当窓口へ相談しましょう。
手すり
設置主体によって修繕区分が異なります。
過失による破損の場合は入居者区分になるケースもあります。
エアコン
入居者設置の場合は自己負担となることが一般的です。
こんな場合は市の担当窓口へ相談しよう
次のような場合は自己判断せず、まず市の担当窓口へ相談することをおすすめします。
- 原因が分からない
- 壁の中から漏水している
- 建物本体に関係している
- 修繕区分が分からない
- 止水栓や元栓の場所が分からない
市の担当者が現地確認を行い、修繕区分や対応方法を案内してくれる場合があります。
模様替え申請が必要な場合もあります
インターホンやウォシュレット、手すり、エアコンなどを設置する場合、市営住宅では模様替え申請が必要になることがあります。
無断で工事を行うと、原状回復を求められる場合もあります。
よくある質問
Q. 蛇口交換は自己負担ですか?
自治体によって異なります。まず市の窓口へ確認しましょう。
Q. 網戸は市が修理してくれますか?
一般的には入居者負担となる場合が多いです。
Q. 給湯器は市負担ですか?
設置状況によって異なります。
Q. エアコンは市で修理してくれますか?
入居者設置の場合は自己負担が一般的です。
Q. 自分で業者を呼んでもいいですか?
事前に市の窓口へ相談することをおすすめします。
Q. 退去時に請求されることはありますか?
故意・過失による破損は入居者区分となる場合があります。
まとめ
市営住宅には修繕区分があり、設備によって入居者負担と市負担に分かれています。
一般的にはパッキンや網戸などの消耗品は入居者負担となる場合が多く、給水管や建物設備は市修繕となる場合があります。
ただし、自治体によってルールは異なります。
修繕区分が分からない場合や建物設備に関係する不具合が発生した場合は、まず市の窓口へ相談することが大切です。
迷ったときは「市の窓口へ確認する」が基本と覚えておきましょう。