窓ガラス・サッシのトラブル完全ガイド|割れた原因・修理費・網戸・防災対策まで解説

窓ガラス・サッシの総合ガイド

こんにちは酒井です。当ブログではアフィリエイト広告を利用しております。

それではごゆっくりとご覧ください。

 

窓ガラスやサッシは毎日使う住宅設備ですが、ある日突然、思わぬトラブルが起きることがあります。

例えば、次のような症状です。

  • 何もぶつけていないのに窓ガラスが割れた
  • ガラス交換にいくらかかるのか分からない
  • サッシが重くて開かない
  • 窓を閉めても隙間風が入る
  • 網戸を閉めているのに虫が入ってくる
  • 台風が近づいているので窓ガラスを補強したい
  • 賃貸や市営住宅で誰が修理費を負担するのか分からない

結論から言うと、窓ガラスやサッシのトラブルは、症状だけでなく「何が原因で起きたのか」を確認することが重要です。

同じガラス割れでも、物をぶつけた場合と、温度差による熱割れでは、修理費の負担者や保険の取扱いが異なる可能性があります。

また、サッシが重いからといって、すぐにサッシ全体の交換が必要とは限りません。レールの汚れや戸車の調整だけで改善することもあります。

この記事では、窓ガラス、サッシ、網戸に関する代表的なトラブルをまとめました。詳しい原因や対処方法は、それぞれの関連記事から確認できます。

  1. 窓ガラス・サッシのトラブル早見表
  2. 窓ガラスが割れたときに最初にすること
    1. まず人やペットを窓から離す
    2. ガラス全体の状態を確認する
    3. 片付ける前に写真を撮る
  3. 窓ガラスが突然割れる主な原因
    1. 熱割れ
    2. 飛来物による破損
    3. ボールや家具などの衝撃
    4. 台風・強風
    5. 地震や建物の動き
    6. 経年劣化や小さな傷
  4. ガラスの種類によって特徴と費用が異なる
    1. フロートガラス
    2. 型板ガラス
    3. 網入りガラス
    4. ペアガラス
    5. 防犯ガラス
  5. 窓ガラスの修理・交換費用
  6. ガラス修理業者の選び方
    1. 料金の内訳を確認する
    2. 現地見積もり後の追加料金を確認する
    3. すぐに契約を迫る業者に注意する
  7. 火災保険でガラス修理できる?
  8. 市営住宅のガラス修理は誰が負担する?
    1. 入居者負担になる可能性があるケース
    2. 市の修繕対象になる可能性があるケース
    3. ガラスが割れたら片付ける前に写真を撮る
  9. サッシが重い・開かない原因
    1. まずはレールを掃除する
    2. 戸車の摩耗を確認する
  10. サッシが閉まらない原因
  11. 網戸を閉めても虫が入る原因
    1. 網戸と窓の位置が合っていない
    2. 網戸のモヘアが劣化している
    3. 網や枠に小さな隙間がある
  12. サッシの隙間風対策
  13. 台風・強風から窓ガラスを守る方法
    1. ベランダや住宅周辺を片付ける
    2. 雨戸やシャッターを閉める
    3. 飛散防止フィルムを活用する
  14. 養生テープだけに頼らない
  15. 窓ガラス・サッシの掃除とメンテナンス
    1. 窓ガラスの掃除
    2. サッシレールの掃除
    3. 戸車と鍵の状態を確認する
  16. 窓ガラス・サッシ対策に役立つアイテム
    1. 飛散防止フィルム
    2. 養生テープ
    3. ガラスクリーナー
    4. 網戸張り替えキット
    5. 網戸補修テープ
    6. 防虫メッシュ
    7. サッシ用隙間テープ
    8. 網戸用モヘア
    9. 戸車交換部品
  17. よくある質問
    1. Q. 窓ガラスが突然割れたらどうすればいいですか?
    2. Q. 何もぶつけていないのにガラスが割れることはありますか?
    3. Q. ガラス交換はいくらくらいですか?
    4. Q. ひびが入ったガラスをそのまま使用できますか?
    5. Q. サッシが重いのは故障ですか?
    6. Q. 網戸を閉めても虫が入るのはなぜですか?
  18. まとめ

窓ガラス・サッシのトラブル早見表

まずは、現在の症状に近いものを確認してください。

症状 主な原因 最初にすること
窓ガラスが突然割れた 熱割れ・衝撃・飛来物・建物のゆがみ 窓に近づかず、周囲への立入りを防ぐ
ガラスに一本のひびが入った 熱割れ・小さな衝撃・サッシの圧力 写真を撮り、市の担当窓口連絡する
ガラスが粉々になった 強い衝撃・強化ガラスの破損 素手で触らず、周囲を立入禁止にする
窓が重い レールの汚れ・戸車の摩耗 レールを掃除し、戸車の状態を確認
窓が閉まらない 戸車のずれ・サッシの変形・異物 無理に押し込まず、原因を確認
窓がガタガタする 戸車・外れ止め・サッシの調整不良 使用を控え、外れないか確認
隙間風が入る モヘア・気密材の劣化・建付け不良 隙間の位置を確認
網戸から虫が入る 網の破れ・モヘアの劣化・閉め方 網戸と窓の位置を確認
窓周辺から雨が入る コーキング・サッシ・外壁の劣化 写真を撮り、管理者へ連絡
窓に結露が発生する 室内外の温度差・換気不足 換気と除湿を行う

ガラスが割れている場合は、原因調査より先に安全を確保してください。

窓ガラスが割れたときに最初にすること

窓ガラスが割れたときに最も重要なのは、修理費の確認ではなく、ケガを防ぐことです。

割れた直後は、床だけでなくカーテン、家具、窓枠などにも細かな破片が残っている可能性があります。

まず人やペットを窓から離す

子どもやペットがいる場合は、割れた窓がある部屋へ入らないようにしてください。

透明な破片は見えにくく、靴下やスリッパだけでは足に刺さることがあります。

ガラス全体の状態を確認する

窓枠に残ったガラスが今にも落ちそうな場合は、無理に取り外してはいけません。

大きな破片には重量があり、触った瞬間に落下することがあります。

ガラスに近づかず、安全な場所から次の点を確認します。

  • ガラスが窓枠に残っているか
  • 破片が室内や屋外へ落ちているか
  • 雨や風が室内へ入っているか
  • 通行人や隣室への危険がないか
  • カーテンに破片が付着していないか

片付ける前に写真を撮る

安全な範囲で、ガラスの割れ方や窓全体の写真を撮影しておきましょう。

写真は、市営住宅の担当者、修理業者、保険会社へ状況を説明するときに役立ちます。

特に、熱割れや飛来物による破損は、割れた状態が原因判断の参考になることがあります。

 

窓ガラスが突然割れる主な原因

窓ガラスは、物をぶつけたときだけ割れるものではありません。

何もしていないように見えても、温度差やサッシの状態、建物の動きなどが関係していることがあります。

熱割れ

熱割れとは、1枚のガラスの中に大きな温度差が生じることで、ガラスにひびが入る現象です。

日光が当たって温められた部分は膨張しますが、サッシの中に隠れた部分は冷たいままです。その温度差にガラスが耐えられなくなると、ひびが入ることがあります。

特に発生しやすいのは、次のような窓です。

  • 網入りガラス
  • 日当たりのよい窓
  • 南向きや西向きの窓
  • 暖房器具の熱が当たる窓
  • 厚いカーテンや家具で一部が隠れた窓
  • ガラスにフィルムやシートを貼った窓

熱割れは自然現象の一つで、入居者が何かをぶつけていなくても発生します。

関連記事

→網入りガラスの熱割れとは?
→窓ガラスが突然割れた原因とは?

飛来物による破損

台風や強風の日は、石、木の枝、植木鉢、屋外用品などが飛んできてガラスが割れることがあります。

ガラスに物がぶつかった場合は、衝撃を受けた部分を中心に放射状のひびが入ることがあります。

ただし、割れ方だけで原因を断定できないケースもあるため、周辺の状況と合わせて確認する必要があります。

ボールや家具などの衝撃

室内外からボールや家具、掃除道具などをぶつけた場合もガラスが割れる原因になります。

小さな衝撃でその場では割れず、後からひびが広がることもあります。

入居者や家族が物をぶつけたことによる破損は、賃貸住宅や市営住宅では自己負担になる可能性があります。

台風・強風

台風時のガラス割れは、風圧だけでなく、飛来物がぶつかることによって起こるケースが多くあります。

また、窓を完全に閉めていないと、サッシが風で動いたり、建具に強い力が加わったりする可能性があります。

台風が近づく前に、ベランダや住宅周辺の飛ばされやすい物を片付けておきましょう。

地震や建物の動き

地震や建物のゆがみによって、サッシからガラスへ圧力がかかり、ひびが入ることがあります。

窓だけでなく、壁、建具、床などにも異常が見られる場合は、建物本体に原因がある可能性があります。

賃貸住宅や市営住宅では、勝手に修理せず管理者へ連絡してください。

経年劣化や小さな傷

ガラス自体が古いから突然割れるというより、端部の小さな傷やサッシの劣化など、複数の要因が重なって破損することがあります。

特にガラスの端は、表面よりも傷や圧力の影響を受けやすい部分です。

ガラスの種類によって特徴と費用が異なる

窓ガラスには複数の種類があり、見た目、性能、修理費が異なります。

フロートガラス

フロートガラスは、一般的な透明ガラスです。

室内から外が見えやすく、住宅の窓などに広く使用されています。特殊な機能を持つガラスに比べると、交換費用を抑えやすい傾向があります。

型板ガラス

型板ガラスは、表面に凹凸があるガラスです。

光を通しながら視線を遮りやすいため、浴室、トイレ、洗面所、台所などで使用されています。

網入りガラス

網入りガラスは、内部に金属製の網が入ったガラスです。

火災時にガラスが脱落しにくいように作られており、防火設備として使用されることがあります。

防犯ガラスと間違われることがありますが、金属網が入っているからといって高い防犯性能があるとは限りません。

また、金属網の影響などによって熱割れが起こることがあります。

ペアガラス

ペアガラスは、2枚のガラスの間に空気層などを設けたガラスです。

単板ガラスより断熱性が高く、結露や冷暖房効率の改善に役立ちます。

一方で、ガラスの内部に結露が発生した場合は、ガラスの間を密閉している部分が劣化している可能性があります。

防犯ガラス

防犯ガラスは、2枚のガラスの間に特殊な中間膜を挟んだものです。

割れても簡単には貫通しにくいため、侵入に時間をかけさせる効果が期待できます。

通常のガラスより価格が高くなる傾向がありますが、防犯対策を重視する住宅では選択肢になります。

窓ガラスの修理・交換費用

窓ガラスの交換費用は、ガラス代だけで決まるものではありません。

主に次の条件によって変わります。

  • ガラスの種類
  • ガラスの厚さ
  • 窓の大きさ
  • 作業する場所や高さ
  • サッシの形状
  • 出張費
  • 施工費
  • 古いガラスの処分費
  • 緊急対応や夜間対応の有無

一般的な小窓の透明ガラスと、大きな網入りガラスやペアガラスでは、交換費用に大きな差が出ます。

「ガラス交換は数万円程度」と紹介されることもありますが、特殊ガラス、大きな窓、高所作業などでは、それ以上になる可能性があります。

正確な金額を知るには、ガラスの種類と寸法を確認したうえで見積もりを依頼しましょう。

 関連記事

→窓ガラス交換費用の相場
→網入りガラスの交換費用

ガラス修理業者の選び方

窓ガラスが割れると焦ってしまいますが、料金や作業内容を確認せずに依頼すると、想定より高額になることがあります。

料金の内訳を確認する

見積もりでは、次の費用が含まれているか確認しましょう。

  • ガラス本体
  • 交換作業
  • 出張
  • 既存ガラスの撤去
  • 廃材処分
  • 養生
  • 夜間・休日対応

「○円から」と表示されている場合は、最終的な総額とは限りません。

現地見積もり後の追加料金を確認する

電話やインターネットだけでは、ガラスの厚さやサッシの状態を正確に判断できないことがあります。

作業前に総額を提示してもらい、追加料金が発生する条件も確認してください。

すぐに契約を迫る業者に注意する

「今すぐ交換しないと危険」「今日だけ安くできる」などと急かされた場合は、一度落ち着いて内容を確認しましょう。

緊急性が低い場合は、複数の業者から見積もりを取る方法もあります。

 

火災保険でガラス修理できる?

窓ガラスの破損原因によっては、火災保険の補償対象になる可能性があります。

例えば、契約内容によっては次のような事故が対象になる場合があります。

  • 台風や強風による破損
  • 飛来物による破損
  • 不測かつ突発的な事故
  • 盗難や侵入に伴う破損

ただし、すべてのガラス割れが補償されるわけではありません。

経年劣化、契約者の故意、補償対象外の事故などは、保険金が支払われない可能性があります。また、免責金額によっては、修理費が保険金の対象額に届かないこともあります。

修理する前に、破損状況の写真、発生日時、原因と思われる状況を記録しておきましょう。

関連記事

→窓ガラス修理に火災保険は使える?

市営住宅のガラス修理は誰が負担する?

市営住宅の窓ガラス修理は、ガラスが割れた原因によって負担区分が変わります。

結論から言うと、入居者の故意や不注意による破損は自己負担、入居者の使い方とは関係のない自然破損や建物側の不具合は、市の修繕対象になる可能性があります。

ただし、修繕区分は自治体によって異なります。自分で修理業者を手配する前に、市営住宅の担当窓口へ確認してください。

入居者負担になる可能性があるケース

一般的な市営住宅では、次のような破損は入居者負担になる傾向があります。

  • 室内から家具や物をぶつけた
  • 子どもがボールやおもちゃを当てた
  • 窓の開閉時に物を挟んだ
  • 掃除や模様替えの際に破損した
  • 入居者が貼ったフィルムなどが影響した
  • 破損を放置して被害を広げた

入居者や家族の行為が原因であれば、ガラスの交換費用を請求される可能性があります。

市の修繕対象になる可能性があるケース

一方、次のように入居者の使い方とは関係のない破損は、市が修繕する可能性があります。

  • 網入りガラスの熱割れ
  • 建物のゆがみによる破損
  • サッシの不具合による破損
  • 通常使用中に発生した自然破損
  • 建物設備の経年劣化による破損

市営住宅の維持管理では、網入りガラスに物をぶつけた形跡がなく、熱割れ特有のひびが確認できる場合、市の修繕区分として対応することがあります。

ただし、ひびの形だけで原因を断定できないケースもあります。現場では、ガラスの割れ方、ひびの始まった位置、サッシの状態、周囲に衝突した跡がないかなどを確認して判断します。

ガラスが割れたら片付ける前に写真を撮る

ガラスが割れたときは、すぐにすべてを片付けるのではなく、安全な場所から破損状況を撮影しておきましょう。

撮影しておきたいのは、次の部分です。

  • 窓全体
  • ひびが始まっている場所
  • ガラスの割れ方
  • サッシや窓枠の状態
  • ガラス周辺の状況
  • 物がぶつかったと思われる跡

ただし、落下しそうなガラスがある場合は、撮影よりも安全確保を優先してください。子どもやペットを窓から離し、市営住宅の担当窓口へ連絡しましょう。

修繕区分が分からない場合でも、入居者が先に業者を手配するのは避けたほうが安心です。市の指定業者が対応する場合や、修理前の現地確認が必要になる場合があります。

重要

「何もぶつけていない」「気付いたときには割れていた」という場合は、その事実をそのまま担当者へ伝えてください。原因を自分で決めつける必要はありません。

関連記事
→市営住宅の窓ガラス修理は誰が負担する?
→網入りガラスの熱割れとは?
→市営住宅の修繕区分一覧【保存版】

サッシが重い・開かない原因

サッシが重くなったからといって、すぐに窓全体を交換する必要があるとは限りません。

主な原因は次のとおりです。

  • レールに砂やごみがたまっている
  • 戸車が摩耗している
  • 戸車の高さがずれている
  • サッシが変形している
  • 外れ止めが強く当たっている
  • 建物の動きによって建付けが悪くなっている

まずはレールを掃除する

サッシレールに砂、小石、髪の毛などがたまると、戸車が正常に回らなくなります。

掃除機やブラシを使って汚れを取り除き、動きが改善するか確認しましょう。

ただし、無理に窓を動かすと戸車やガラスに負担がかかります。

戸車の摩耗を確認する

戸車は、窓の下に取り付けられた小さな車輪です。

長く使用すると摩耗し、窓が重い、斜めになる、ガタガタするといった症状が出ることがあります。

交換用戸車は市販されていますが、サッシによって形状や寸法が異なります。型番が合わないと取り付けできないため、購入前の確認が必要です。

市営住宅では、自分で戸車を交換する前に市の担当窓口へ相談しましょう。

関連記事
→サッシが重い原因と対処法
→サッシ戸車の交換方法と費用
→窓がガタガタする原因

サッシが閉まらない原因

窓が最後まで閉まらない場合は、レールの異物、戸車のずれ、クレセント錠の位置、サッシの変形などが考えられます。

無理に押したり、強く鍵を回したりすると、ガラスや錠の破損につながる可能性があります。

次のような症状がある場合は、管理者や修理業者へ相談してください。

  • 窓枠に強く当たる
  • 窓が斜めになっている
  • 鍵の位置が合わない
  • サッシがレールから外れそう
  • ガラスにひびが入っている
  • 窓枠周辺にも亀裂がある

関連記事
→サッシが閉まらない原因と対処法

網戸を閉めても虫が入る原因

網戸に破れがなくても、虫が入ることがあります。

原因として多いのが、網戸と窓の位置、モヘアの劣化、サッシ周辺の隙間です。

網戸と窓の位置が合っていない

一般的な引き違い窓では、窓を半分だけ開けると、窓と網戸の間に隙間ができることがあります。

網戸を使うときは、窓と網戸の重なり方を確認しましょう。

網戸のモヘアが劣化している

モヘアとは、網戸の端に付いている細い毛状の部品です。

網戸とサッシの隙間を埋め、虫の侵入を防ぐ役割があります。

モヘアが抜けている、倒れている、短くなっている場合は、隙間から虫が入る可能性があります。

交換用モヘアを購入するときは、土台の幅と毛の長さを測ってから選びましょう。

網や枠に小さな隙間がある

網戸の角や押さえゴムの周辺に小さな隙間があると、そこから虫が入ることがあります。

小さな破れであれば網戸補修テープで応急処置できますが、網全体が劣化している場合は張り替えたほうが確実です。

関連記事

→網戸を閉めているのに虫が入る原因
→網戸の張り替え方法
→サッシの隙間から虫が入るときの対策
→網戸用モヘアの選び方と交換方法

サッシの隙間風対策

窓を閉めているのに風が入る場合は、サッシの建付け、気密材、モヘアなどに原因がある可能性があります。

市販の隙間テープを貼る方法もありますが、貼る位置や厚さを間違えると、窓が閉まらなくなることがあります。

また、サッシの排水穴をふさぐと、雨水が排出できなくなるおそれがあります。

隙間テープを貼る前に、次の点を確認しましょう。

  • どこから風が入っているか
  • サッシが最後まで閉まっているか
  • 鍵が正しく掛かっているか
  • モヘアや気密材が劣化していないか
  • 排水穴をふさがないか

建付け不良が原因の場合は、隙間テープでは根本的な解決になりません。

関連記事

→サッシの隙間風を防ぐ方法
→窓用隙間テープの正しい貼り方

台風・強風から窓ガラスを守る方法

台風対策で重要なのは、ガラスにテープを貼ることだけではありません。

まず、窓の外から飛んでくる物を減らす必要があります。

ベランダや住宅周辺を片付ける

次のような物は、室内へ移動させるか固定してください。

  • 植木鉢
  • 物干しざお
  • サンダル
  • バケツ
  • 清掃道具
  • 自転車
  • 屋外用の棚
  • ごみ箱

自宅の窓だけでなく、周囲の住宅へ飛んでいく危険もあります。

雨戸やシャッターを閉める

雨戸やシャッターがある場合は、台風が接近する前に閉めてください。

風が強くなってから屋外へ出るのは危険です。

飛散防止フィルムを活用する

飛散防止フィルムは、ガラスが割れたときに破片が室内へ飛び散るのを抑える目的で使用します。

ただし、フィルムを貼ればガラスが割れなくなるわけではありません。

ガラスの種類や日当たりによっては、フィルムが熱割れに影響する可能性もあります。特に網入りガラスやペアガラスは、対応している製品か確認しましょう。

養生テープだけに頼らない

窓ガラスに養生テープを貼っても、ガラスそのものが強くなったり、割れなくなったりするわけではありません。

養生テープは、あくまで一時的な対策です。長期間貼ったままにすると、紫外線や熱の影響で粘着剤が残り、剥がしにくくなることがあります。

特に注意したいのが、表面に細かな凹凸や「すり」があるガラスです。

すりガラスや型板ガラスの凹凸面にテープを貼ると、粘着剤が表面に入り込み、貼った部分だけ透明に見えたり、テープの跡が残ったりすることがあります。清掃しても元に戻らない場合は、賃貸住宅や市営住宅の退去時に修繕を求められる可能性があります。

テープを使用する場合は、次の点を確認しましょう。

  • すり加工や凹凸のある面には貼らない
  • ガラスの平らで滑らかな面に貼る
  • 室内側が凹凸面の場合は、風が強くなる前に室外側の平滑面へ貼る
  • 高所や身を乗り出す必要がある窓には無理に貼らない
  • 台風通過後は、できるだけ早く剥がす
  • 目立たない部分で跡が残らないか確認する

ただし、強風や雨が始まってから室外側へ貼る作業は危険です。2階以上の窓や、ベランダから安全に作業できない場所では行わないでください。

台風への備えは養生テープだけに頼らず、次の対策を組み合わせることが重要です。

  • 雨戸やシャッターを閉める
  • ベランダの植木鉢や物干しざおを片付ける
  • 飛散防止フィルムを事前に施工する
  • カーテンやブラインドを閉める
  • 窓から離れた場所で過ごす

養生テープは、「ガラスを割れにくくする対策」ではなく、一時的な補助対策と考えておきましょう。

関連記事

台風で窓ガラスが割れたらどうする?
→窓ガラスへの養生テープの正しい貼り方
→飛散防止フィルムの効果と選び方

窓ガラス・サッシの掃除とメンテナンス

定期的な掃除は、見た目をきれいにするだけではありません。

サッシや戸車の不具合を早期に発見し、窓を長持ちさせることにもつながります。

窓ガラスの掃除

ガラス表面のほこりを先に落としてから、水拭きと乾拭きを行うと仕上がりやすくなります。

落ちにくい汚れにはガラスクリーナーが便利ですが、ガラスの種類やフィルムの有無を確認してから使用してください。

研磨力の強いスポンジや洗剤は、ガラスやフィルムを傷つける可能性があります。

サッシレールの掃除

サッシレールは、乾いた状態で砂やほこりを取り除いてから水拭きすると作業しやすくなります。

先に水をかけると、砂とほこりが泥状になって取りにくくなることがあります。

戸車と鍵の状態を確認する

掃除の際は、次の点も確認しましょう。

  • 窓が以前より重くなっていないか
  • 開閉時に異音がしないか
  • 窓が斜めになっていないか
  • 鍵が無理なく掛かるか
  • 網戸が外れそうになっていないか
  • ガラスの端に小さなひびがないか

異常を早めに見つけることで、大きな故障やガラス破損を防ぎやすくなります。

関連記事

→窓ガラス掃除のコツ
→サッシレールを簡単に掃除する方法
→窓ガラスの水垢を落とす方法

窓ガラス・サッシ対策に役立つアイテム

窓周辺の軽い不具合や日常的なメンテナンスには、市販の補修用品が役立ちます。

飛散防止フィルム

ガラスが割れたときの飛散を軽減したい人に向いています。

購入するときは、次の点を確認してください。

  • ガラスの種類に対応しているか
  • 網入りガラスに使用できるか
  • 必要なサイズを確保できるか
  • UVカットなどの付加機能が必要か

養生テープ

台風前の一時的な対策や、作業時の養生に使用できます。

長期間の貼り付けには向かないため、使用後は早めに剥がしましょう。

ガラスクリーナー

手あか、ほこり、軽い油汚れなどを落とすときに便利です。

フィルム施工済みのガラスには使用できない製品もあるため、注意書きを確認してください。

網戸張り替えキット

網、押さえゴム、ローラーなどがセットになった商品です。

初めて網戸を張り替える人は、必要な道具がまとまったキットを選ぶと作業しやすくなります。

網戸補修テープ

網戸の小さな破れを一時的にふさぐ商品です。

広範囲が破れている場合や網全体が弱っている場合は、張り替えを検討しましょう。

防虫メッシュ

換気口や小さな隙間からの虫の侵入対策に使用できます。

ただし、必要な換気や排水を妨げる場所には取り付けないでください。

サッシ用隙間テープ

隙間風やほこりの侵入を軽減できます。

厚すぎるテープを貼ると窓が閉まらなくなるため、隙間の幅を測って選びましょう。

網戸用モヘア

網戸とサッシの間にできた隙間を埋める部品です。

土台部分の幅と毛の長さを測り、既存のモヘアに近いサイズを選びます。

戸車交換部品

窓や網戸の動きが悪いときに使用します。

見た目が似ていても寸法や取り付け方法が異なるため、既存部品の型番、幅、高さを確認してください。

 

よくある質問

Q. 窓ガラスが突然割れたらどうすればいいですか?

まず、子どもやペットを窓から離し、割れた場所へ近づけないようにします。

窓枠に残ったガラスは落下する危険があるため、無理に外してはいけません。安全な場所から写真を撮り、賃貸住宅や市営住宅では管理者へ連絡してください。

持ち家の場合は、ガラス修理業者と加入している保険会社へ相談しましょう。

Q. 何もぶつけていないのにガラスが割れることはありますか?

あります。

網入りガラスの熱割れ、サッシの変形、建物の動き、ガラス端部の傷などが原因となる場合があります。

割れ方だけでは判断できないこともあるため、状況を保存して専門家に確認してもらいましょう。

Q. ガラス交換はいくらくらいですか?

ガラスの種類、厚さ、大きさ、施工場所によって異なります。

一般的な透明ガラスよりも、網入りガラスなどのほうが高くなる傾向があります。出張費、施工費、処分費を含めた総額で見積もりを確認してください。

Q. ひびが入ったガラスをそのまま使用できますか?

小さなひびでも、温度差、風、窓の開閉などによって広がる可能性があります。

窓の開閉を控え、早めに市の担当窓口へ相談してください。

Q. サッシが重いのは故障ですか?

必ずしも故障とは限りません。

レールにたまった砂やごみが原因の場合は、掃除だけで改善することがあります。改善しない場合は、戸車の摩耗やサッシの変形などが考えられます。

Q. 網戸を閉めても虫が入るのはなぜですか?

網戸の小さな破れだけでなく、網戸と窓の位置、モヘアの劣化、サッシ周辺の隙間などが考えられます。

まずは、網戸と窓が正しく重なっているか確認しましょう。

まとめ

窓ガラスやサッシのトラブルは、原因を正しく確認することで適切な対処につながります。

この記事の重要なポイントは次のとおりです。

  • ガラスが割れたら原因調査より安全確保を優先する
  • 片付ける前に破損状況の写真を撮る
  • 何もぶつけていなくても熱割れが起きることがある
  • ガラス交換費用は種類や大きさによって異なる
  • サッシが重い原因はレールや戸車にある場合が多い
  • 網戸の隙間はモヘアや窓の位置も確認する
  • 台風対策は飛来物を片付けることが重要
  • 賃貸や市営住宅では修理前に管理者へ連絡する

特に市営住宅では、同じガラス割れでも、入居者の不注意、熱割れ、台風、建物側の不具合など、原因によって修繕区分が変わる可能性があります。

判断に迷ったときは、自分で業者を手配する前に、市の担当窓口へ相談しましょう。

当サイトでは、ガラス割れ、熱割れ、交換費用、火災保険、市営住宅、サッシ、網戸、防虫対策について、それぞれ詳しく解説しています。

現在の症状に近い関連記事から確認してください。

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